Interview by The Central News Agency
16 Nov , 2016
(中央社)台湾で生まれ、国際的に活躍するピアニストのチェン・ルイビン(陳瑞斌)さん。チェンさんは近年、演奏団の創設や講座の開催などを通じ、台湾の若手音楽家を世界の舞台に羽ばたかせようと努力を続けている。チェンさんは今後の台湾の音楽振興政策のあり方について中央社に語った。
「音楽の振興は文化部だけに頼ってはいけない」。制度化された、多部門連携での政策によってのみ、文化を発展させられるとチェンさんは力説する。教育部の児童に対する芸術教育から音楽団体への寄附に対する財政部の税額控除など、改善の余地は大いにあるという。
設備面についても意見を述べたチェンさん。70~80台のピアノが大学や地方自治体の文化センターに放置されていることを例に挙げ、台湾はハード面では高水準にある一方、市場を広げる良い政策がなく、音楽家の演奏機会が不足していると苦言を呈した。
チェンさんは、音楽施設や芸術センターの運営において、フランスを参考にするほか、観客に定期的に会場に足を運んでもらえるよう、シーズンチケットの販売など長期的な取り組みを行うべきだと提案した。
来年もスケジュールはびっしりだと笑うチェンさん。南部の屏東や嘉義で演奏を行うほか、米国やスペイン、コスタリア、ポーランドなどでも演奏会を開く予定だという。
「音楽の振興は文化部だけに頼ってはいけない」。制度化された、多部門連携での政策によってのみ、文化を発展させられるとチェンさんは力説する。教育部の児童に対する芸術教育から音楽団体への寄附に対する財政部の税額控除など、改善の余地は大いにあるという。
設備面についても意見を述べたチェンさん。70~80台のピアノが大学や地方自治体の文化センターに放置されていることを例に挙げ、台湾はハード面では高水準にある一方、市場を広げる良い政策がなく、音楽家の演奏機会が不足していると苦言を呈した。
チェンさんは、音楽施設や芸術センターの運営において、フランスを参考にするほか、観客に定期的に会場に足を運んでもらえるよう、シーズンチケットの販売など長期的な取り組みを行うべきだと提案した。
来年もスケジュールはびっしりだと笑うチェンさん。南部の屏東や嘉義で演奏を行うほか、米国やスペイン、コスタリア、ポーランドなどでも演奏会を開く予定だという。